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第回

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2011年02月21日 21時26分
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第498回

プレミアム・ギア NeinGrenze 5000T レビュー

カテゴリ● カメラ本体レビュー
今年初のトイデジカメ本体レビューです。今回は「プレミアム・ギア」さんから発売されている「NeinGrenze 5000T」をご紹介します。チルトレンズの搭載により本城直季氏ばりのミニチュア風写真の撮影が可能という、数あるトイデジカメの中でも異彩を放つ機種です。同社のNeinGrenze(ネイングレンゼ)ブランドの第二弾。因みに"NeinGrenze"とはドイツ語で「無限の可能性」の意だそうです。

NeinGrenze 5000T


基本スペック

NeinGrenze 5000T
  • 有効画素数:500万画素CMOSセンサー
  • 焦点距離:通常=150cm~∞、マクロ=25cm~1m
  • シャッタースピード:1/4~1/3000秒
  • ズーム:デジタル8倍
  • 液晶モニター:2.4型 TFTカラー液晶
  • ホワイトバランス:オート、晴天、曇天、電球、、蛍光灯
  • カラーモード:スタンダード、セピア、白黒、ビビッド
  • ISO 感度:オート、100、200
  • 記録媒体:内蔵メモリ=約16MB、外部メモリ=SDHC(8GBまで)とSD(2GB)に対応
  • 電源:リチウムイオン充電池
  • 外寸:89.7mm(W)× 53mm(H)× 20mm(D)
  • 重量:76gram


カメラ外観

正面から。セルフタイマーLED、フラッシュ、レンズが並びます。レンズの上に付いているのは、フォーカスゾーン(マクロ、通常)の切替えレバー。
NeinGrenze 5000T

背面には2.4インチの液晶モニタ。操作系は再生ボタン、電源ボタン、十字ボタン(上下でデジタルズーム倍率変更、左でフラッシュ、右でセルフタイマーの動作切り替え、中央にOKボタン)、MODEボタン、MENUボタンが並びます。
NeinGrenze 5000T

左側面はAV端子とUSB端子のカバー。右側面はバッテリーとSDカードのスライド式の蓋になっています、
NeinGrenze 5000T

上面にはシャッターボタンのみ。
NeinGrenze 5000T

底面には樹脂製の三脚穴があります。
NeinGrenze 5000T


各部の詳細

レンズ部分。一見すると下方向にずれた形で取り付けられているように見えますが、これは勿論組立てミスなどではなく、レンズを傾けることで(チルト)一枚の画像の中で被写界深度に変化を付けているのです。この傾きの角度を調整したり、チルト効果をなくしたりすることは出来ません(かなり思い切った仕様ですね)。マクロ・通常撮影の切替えはスライド式のスイッチになっています。アイコン等による表示はありませんが、モニタ上のピント位置を見ていれば視認できるレベルなので不自由は感じませんでした。
NeinGrenze 5000T

AV端子とUSB端子部分。固めの樹脂製のカバーの根元にUSB端子があるため、充電時などにUSBコネクタを差し込むとカバーにテンションが掛かった状態になります。経年劣化でカバーが取れてしまったりはしないかと、ちょっと心配。
NeinGrenze 5000T

リチウム充電池は取り外しが可能。DSC-V6と共通になっており、プレミアム・ギアさんで予備電池を購入することも可能です。
NeinGrenze 5000T

SDカードはリチウム充電池の下に差し込みます。
NeinGrenze 5000T

小型ボディながらに三脚(別売)を取り付け可能なのが嬉しいのです。穴の位置がちょっと端っこ過ぎるかな?
NeinGrenze 5000T


液晶モニタ表示内容

先ずは電源ON時に表示されるNeinGrenzeのロゴ。シックでカッコいいです。
NeinGrenze 5000T

静止画撮影画面とメニュー。もはやお馴染みとなったこのメニュー構成は、私が大好きな"G-Shot P5143"、"VQ5090"、"VQ7228"と同様のもの。どうやら"NeinGrenze 5000T"もこの血筋みたいですね。画像サイズ(12M補間/8M補間/5M/3M/1.3M)、画質(ファイン/スタンダード/ノーマル)、シーンモード(オート/スポーツ/夜景/人物/風景/逆光)、露出補正(±2.0、1/3ステップ)、ホワイトバランス(オート/晴天/曇天/電球/蛍光灯)を選択可能。
NeinGrenze 5000T NeinGrenze 5000T

メニューの続き。ISO感度(オート/100/200)、色効果(スタンダード/鮮明(ビビッド)/セピア/白黒)、コントラスト(ハード/ノーマル/ソフト)、シャープネス(同左)、日付プリント(オフ/日付のみ/日付時刻)、連写撮影(オン/オフ)を選択可能。日付プリントが可能なことからお分かりの通り、このカメラには時計機能が付いています。連射は3枚まで。
NeinGrenze 5000T NeinGrenze 5000T

動画撮影画面とメニュー。画像サイズ(VGA/QVGA)、露出補正、ホワイトバランスの設定が可能。動画では色効果(ビビッド、セピア、白黒)を選択することはできませんが、音声付で撮影されます。
NeinGrenze 5000T NeinGrenze 5000T

こちらもお馴染みの録音モード画面。VQ5090、VQ7228と同じ素朴なタッチです。この絵を書いた人も、ここまで多くの機種で長く使われるとは思っていなかったんじゃなかろうか(笑)。
NeinGrenze 5000T

再生モードとメニュー。消去、内蔵メモリからSDカードへのコピー、スライドショー、DPOF、保護、サムネイル表示の指定が可能。"現在のこのだけ"の翻訳に難有り(笑)。尚、動画や録音モードで録った音声はカメラ本体では再生することができません(TVとの接続、PCへの吸出しが必要)。
NeinGrenze 5000T NeinGrenze 5000T

9分割のサムネイル表示も可能です。
NeinGrenze 5000T

本体設定メニュー。フォーマット、操作音(オン/オフ)、表示言語(英語/日本語/中国語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語/ポルトガル語)、オートパワーオフ(1分/3分/5分/オフ)、初期化、電源周波数(50Hz/60Hz)、ビデオモード(NTCS/PAL)、日付設定、USB(PCカメラ/パソコン接続)の指定が可能。
NeinGrenze 5000T NeinGrenze 5000T


サイズ比較

リチウム充電池、SDメモリカードとのサイズ比較。
NeinGrenze 5000T

同系統の"G-Shot P5143"、"VQ5090"、"VQ7228"とのサイズ比較。
NeinGrenze 5000T

"G-Shot P5143"と"VQ5090"は単4電池×2本、"VQ7228"は単3電池×2本で駆動。"NeinGrenze 5000T"は専用電池使用とあって本体サイズが最も小さいです。また、黒のつや消し仕上げのボディはなんとなく高級感があって素敵です。
NeinGrenze 5000T

サンプル画像

以下、それぞれの色効果によるサンプルです。先ずはスタンダード。デジタル加工無しに光学系だけでコレが撮れるってところにゾクゾクするのです。
NeinGrenze 5000T

続いて鮮明(ビビッド)モード。発色の傾向は"VQ7228"に近いようです。
NeinGrenze 5000T

続いてセピアモード。
NeinGrenze 5000T

最後は白黒モード。
NeinGrenze 5000T

総評

高価なチルトレンズを買わずとも、手軽にミニチュア風撮影を楽しめるこのような機種は、トイデジカメならではだと思います。最近の大手ではここまで尖がった仕様のものは、なかなか開発に踏み切れないんじゃないでしょうか。

ただし、本体の液晶モニタだけでは微妙な被写界深度の変わり目までは確認することが難しいため、本城直季氏のような写真をバンバン撮れる、とは言いがたいです。が、この辺りの感覚は何回か撮り歩くうちに自然に身に付いてくるかと。私なりに分かってきたよりミニチュアっぽく撮影するポイントとしては、高所からの撮影で画面の下から上にかけて近景~遠景となるような構図を意識して、普段以上に手ぶれには気をつけて(ミニチュア風の写真はピントが合っている部分とボケの差が命)、鮮やかな色が含まれた被写体を選ぶ、というあたりがコツのようです。ここらの癖が掴めてくると、何でもかんでもバチバチ撮りたくなります。

今回のサンプルはいずれも曇天下で撮影したものですが、晴天下の撮影ならよりミニチュア的な写真が撮れそうです。そういった意味ではこれからのシーズン、春や夏にかけての明るい日差しの中であちこちに連れ歩きたいトイデジカメです。従来のカメラとは被写体選びの視点からして変わってくるので、新鮮な気持ちで撮影に臨める点もこの機種ならではの魅力です。

トイデジカメ好きにはもちろん、普通の写真にちょっと飽きちゃった人にも、是非とも使ってみて欲しい一品です。


これ、いつかイギリスでも入手可能になった暁には絶対に欲しいと思ってるんですけど、レンズが本当にチルトしているとは知りませんでした!
てっきりデジタル処理されてるものかと。。。なおさら欲しくなりましたー。(涙)
2011年02月22日 05時14分 catswhiskers [ 編集 ]

そうなんです。デジタルフィルタで処理できるデジカメは幾つか出ていますが、光学系でカメラ単体のみ処理できるのは、NeinGrenze 5000Tだけじゃないかと。たしかに、ロンドン下町をコレで撮ったら面白いでしょうねぇ。香港だったら取り扱い店があるみたいですが…。

2011年02月23日 01時56分 FOX [ 編集 ]
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