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第回

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2009年07月25日 23時41分
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第78回

お気に入りトーンカーブの設定内容:GIMP2

カテゴリ● Tips集 関連タグ● GIMP デジタルクロスプロセス
以前、「フリーソフトによるデジクロのススメ」という記事で、GIMP2によるデジタルクロスプロセス(所謂デジクロ)の手順をご紹介しました。アクセスログなどを眺めていますと、この記事を思いのほか大勢の方にご覧いただいているようで、嬉しい限りでございます。今回は日ごろのご愛顧に感謝を込めて(?)、私が常用している秘蔵のトーンカーブの、GIMP2による設定手順をご紹介したいと思います。

【サンプル画像】
こちらは、昨日の記事で使用した Polaroid a520 による東京タワーの写真です。


こちらは同じ写真にデジクロ加工を行ったもの。レトロっぽい雰囲気が好きな私は、この黄色味が強くなるトーンカーブ設定を好んで使用しています。


以下、GIMP2によるトーンカーブの設定内容です。手順の詳細は、「フリーソフトによるデジクロのススメ」をご覧ください。

【明度チャネル】


【赤チャネル】


【緑チャネル】


【青チャネル】


基本的にこのトーンカーブによる色味の調整を行って、後は写真毎の雰囲気によって、各チャネルのカーブの微調整を行っています。好みに合わせて色々といじっているうちに、トーンカーブの特性が肌でわかってきて、よりいっそうデジクロ加工が楽しくなると思います。

以上、皆様のデジクロライフの一助になれば幸いです。

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今回は、これまでの記事と趣向を変えて、フリーソフト(GIMP2)を利用したデジタルクロスプロセス(デジクロ)の手順について説明してみたいと思います。



クロスプロセスとは


クロスプロセスとは、ネガフィルムをリバーサル(ポジ)フィルム用の現像液を使って現像したり、逆にリバーサルフィルムをネガフィルム用の現像液を使って現像する手法です。クロスプロセスで現像した結果、コントラストが極端に強くなったり、色が鮮やかになったりするのですが、その仕上がり具合は毎回予測不可能で、ここらの偶然性が楽しみの一つになっているようです。


デジタルクロスプロセス(デジクロ)とは


クロスプロセス風の色合いを、画像編集ソフト等を利用してデジタル処理(一般的にトーンカーブの調整)で再現しようという手法がデジタルクロスプロセス、いわゆるデジクロです。フィルム現像と比べてドキドキ感や偶然性に劣るものの、失敗しても何度でもやり直しが利き、財布にやさしいというメリットもあります。


GIMP2の入手


デジカメで撮影した画像データに対するトーンカーブの調整は、フォトショップやペイントショップなどの市販の画像ソフトで行うことが可能ですが、GIMPなどのフリーソフトの中にもトーンカーブ調整機能を持ったものがあります。今回はGIMP2(Windows版)によるデジクロの手順について簡単にご説明します。まずは本家サイト(sourceforge)から、GIMP2のセットアッププログラムをダウンロードします。下のリンクから"Download"を辿れば、最新版の実行ファイル(記事作成時点では gimp-2.6.6-i686-setup.exe)を入手することができます。
http://gimp-win.sourceforge.net/
ダウンロード完了後に、セットアッププログラムを実行し、画面の表示にしたがって操作を進めていけば、セットアップは簡単に完了します。尚、セットアップ作業中は英文のメッセージが表示されますが、GIMP2自体は特に日本語化パッチなどを当てなくても、日本語表示に対応しているようです(嬉しい!)。



トーンカーブの調整


GIMP2を起動し適当な画像ファイルを開いた後で、画面上部のメニューから[色]→[トーンカーブ]を選択すると・・・



以下のようなウィンドウが表示されます。このチャネル欄から「赤」「緑」「青」のそろぞれのトーンカーブを調整することにより、フィルム現像によるクロスプロセスのような色合いを再現するわけです。では、どのように調整すれば良いかというと・・・もともとのクロスプロセスの性質上、特に「コレ!」と決まった設定は存在しないようです。



ここでは、いくつかのトーンカーブの設定例をご紹介したいと思います。尚、今回ご紹介する設定例は、いずれも「明度」チャネルは初期設定のままで、「赤」「緑」「青」チャネルのみを変更するものとなっています。今回は過去の記事で使用した下の写真に対して、様々なトーンカーブによるデジクロの効果を比較してみたいと思います。



Adobe Photoshop CS3の例


whoc with HOLGA & other cameras さんで紹介されている、Adobe Photoshop CS3の「クロスプロセス」用のトーンカーブのプリセット値です。下の画像のように赤、緑、青の各チャネルのトーンカーブの斜線部分をマウスでドラッグしてカーブの形を編集し、[OK]ボタンを押すことで、あらかじめ読み込んでおいた画像の色調が、クロスプロセス風に変換されるわけです。また、ここで設定した内容はトーンカーブ設定ウィンドウ上部の十印ボタンを押すことで、プリセット値として保存可能です。保存したプリセット内容は「プリセット」欄をクリックすることで呼び出し可能です。







このトーンカーブを反映すると、以下のような結果が得られます。ハイライト部分がピンク(マゼンタ?)っぽくなるのが特徴的。元の画像にもよるのでしょうが、ちょっと目にきますね。



Happy Paint!! さんの例


Happy Paint!! Japanese illustrator.さんで紹介されている、ご自作のトーンカーブの例。トーンカーブの設定後に、べた塗りの黄緑色のレイヤーを、不透明度10~20%程度で重ねるとより良い結果が得られるとのことです。







このトーンカーブを反映すると、以下のような結果が得られます。緑がどすんとした具合になって素敵です。コンクリートむき出しの建物とかに使ってみたい。



Petteri's Pontifications さんの例


最後は Petteri's Pontifications さん(海外サイト)で紹介されている、ご自作の?トーンカーブの例。リンク先の本文最後の方のリンク(here they are)をクリックすると、GIMP2用のトーンカーブのプリセットファイルの書庫(gimp_and_digikam.zip)をダウンロードできます。書庫ファイルを解凍し、下の画像の赤丸で囲んだボタンをクリックして、「設定をインポート」から、書庫ファイル中の"corssprocess"ファイルを選択することで、設定内容を読み出すことが可能です。

読み出した後は、前述の方法でプリセット値の保存を行っておくと、次回以降の作業時に手間が省けて便利です。また、この書庫ファイルにはportra(ポートラ)、provia(プロビア)、velvia(ベルビア)といったフィルムの色味を再現したプリセット値も入っており、これはこれで弄ってみると結構楽しいです。

こちらはこんな感じの結果に。落ち着いた色調です。印象ががらっと変わって面白いですね。


以上、フリーソフト(GIMP2)によるデジタルクロスプロセスの手順について、ざっとご説明いたしました。今回ご覧いただいたように、デジクロを行うためのトーンカーブの調整方法については、実に様々なアプローチがあります。ご紹介した設定例に捕らわれずに、自由なりにカーブを弄ってみるのも良いのではないでしょうか。こういったデジタルならではの手法を、とことん楽しんで行きたいものです(踊らにゃ損々♪な精神で)。



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